Our World in Data 日本語解説

ラテンアメリカで電気自動車が急速に普及 新車販売は5年で大きく変化

公開日 2026-07-14

要点まとめ


この記事でわかること

  • ラテンアメリカで電気自動車の普及が加速している現状
  • 各国の新車販売比率がどのように変化したか
  • 米国との比較から見える普及スピード
  • 政策が普及に与えている影響

本文

1. 結論

ラテンアメリカでは、電気自動車は「ほとんど売れない車」から「新車市場で存在感のある選択肢」へ短期間で変化しました。

特にコロンビアやメキシコでは、新車販売に占める電気自動車の割合がここ数年で急速に拡大しています。 oai_citation:5‡Our World in Data


2. 背景と問題

Our World in Dataでは、ラテンアメリカの主要な自動車市場について、新車販売に占める電気自動車の割合を比較しています。

対象となる電気自動車には、

  • バッテリー式電気自動車(BEV)
  • プラグインハイブリッド車(PHEV)

の両方が含まれています。

5年前までは、この地域では電気自動車を購入する人はほとんどいませんでした。しかし現在では、新車販売に占める割合が明確に増え続けています。 oai_citation:6‡Our World in Data


3. データからわかること

掲載されているグラフでは、2010年から2025年までの推移が示されています。

そこから読み取れる主な事実は次のとおりです。

コロンビア

最も大きな伸びを示しています。

約5年間で、新車販売に占める電気自動車の割合はほぼ0%から約10%へ上昇しました。

この水準は米国に追いつく結果となっています。 oai_citation:7‡Our World in Data

メキシコ

普及開始はコロンビアよりやや遅かったものの、直近では急速な伸びを示しています。

2024年から2025年の1年間だけで、

  • 約2%
  • 約7%

まで増加しました。 oai_citation:8‡Our World in Data

ブラジル・チリ

ブラジルとチリでも2020年以降に増加ペースが加速しており、グラフでは右肩上がりの傾向が確認できます。 oai_citation:9‡Our World in Data

米国との比較

米国はラテンアメリカ諸国より早く普及が始まりました。

一方で、近年はラテンアメリカ各国が急速に追い上げており、コロンビアは米国と同程度の約10%に到達しています。 oai_citation:10‡Our World in Data


4. なぜそうなるのか

Our World in Dataでは、この急速な普及の背景として政策の影響を挙げています。

具体例としてコロンビアでは、

  • 電気自動車購入時の税制優遇
  • その他の購入インセンティブ

が導入されています。

こうした政策が、新車販売に占める電気自動車の割合の拡大を支える重要な要因になっていると説明されています。 oai_citation:11‡Our World in Data


5. 日本人への示唆

今回のデータから分かるのは、電気自動車の普及は一部の先進国だけで進んでいるわけではないという点です。

ラテンアメリカでも、新車市場に占める割合は短期間で大きく変化しました。

また、その変化は国ごとの政策とともに進んでいることが示されています。

グラフを見ると、2020年以降に多くの国で普及ペースが急激に上向いており、各国の推移を比較することで、地域ごとの普及スピードの違いも確認できます。 oai_citation:12‡Our World in Data


まとめ

  • ラテンアメリカでは電気自動車の新車販売比率がここ5年で急速に拡大した。
  • コロンビアは約0%から10%へ伸び、米国と同程度の水準に到達した。
  • メキシコは2024年から2025年だけで2%から7%へ増加した。
  • ブラジルやチリでも2020年以降に普及が加速している。
  • コロンビアでは税制優遇などの購入支援策が普及を後押ししている。 oai_citation:13‡Our World in Data

元記事 https://ourworldindata.org/data-insights/electric-cars-are-taking-off-quickly-in-latin-america