Our World in Data 日本語解説

ヨーロッパの乳製品消費は世界平均の2倍超――地域ごとの大きな格差がデータで明らかに

公開日 2026-06-25

要点まとめ

  • ヨーロッパは世界で最も牛乳・乳製品の供給量が多い地域。
  • 1人あたりの供給量は世界平均の2倍を超える。
  • アフリカとアジアは世界平均を大きく下回る。
  • データは飲用乳だけでなく、チーズやヨーグルトなども牛乳換算で含んでいる。
  • 指標は「供給量」であり、消費者段階で廃棄される分も含まれる。

この記事でわかること

  • 世界の地域ごとの牛乳・乳製品供給量の違い
  • ヨーロッパが突出している規模
  • このデータが「実際に食べた量」ではなく「供給量」を示す理由
  • グラフを正しく読み解くためのポイント

本文

1. 結論

Our World in Dataのデータによると、ヨーロッパは世界のどの地域よりも牛乳・乳製品の供給量が多く、1人あたりでは世界平均の2倍を超えています。一方で、アフリカとアジアの供給量は世界平均を大きく下回っており、地域間で大きな差が存在しています。 oai_citation:0‡Our World in Data

2. 背景と問題

牛乳や乳製品の利用状況を比較する際、このデータが示しているのは「実際に食べた量」ではありません。

指標は、国連食糧農業機関(FAO)のデータに基づく1人あたりの牛乳供給量であり、消費できるよう市場に供給された量を表しています。そのため、消費者による食品ロス(廃棄分)も含まれており、最終的な実際の摂取量よりやや多い値になります。 oai_citation:1‡Our World in Data

3. データからわかること

グラフから読み取れる主な事実は次のとおりです。

  • ヨーロッパは全地域の中で最も1人あたり供給量が多い。
  • ヨーロッパの供給量は世界平均の2倍を超えている。
  • 北アメリカも高い水準にあるが、ヨーロッパには及ばない。
  • アフリカとアジアはいずれも世界平均を下回っている。 oai_citation:2‡Our World in Data

また、この統計に含まれるのは飲用乳だけではありません。

チーズやヨーグルトなどの乳製品についても、それらを製造するために使用された牛乳量へ換算した上で集計されています。つまり、「牛乳・乳製品全体」の供給規模を比較したデータとなっています。 oai_citation:3‡Our World in Data

4. なぜそうなるのか

この記事では、地域差が生じる理由について要因分析は行っていません。

示されているのは、地域ごとの牛乳・乳製品の供給量を比較した結果と、その測定方法です。

また、このデータは供給量ベースであり、消費者段階の食品ロスも含まれるため、「実際に食べた量」とは一致しない点が重要です。 oai_citation:4‡Our World in Data

5. 日本人への示唆

このデータを見る際には、「消費量」と「供給量」を区別することが重要です。

地域ごとの比較では、ヨーロッパの供給量が突出していること、そしてアフリカやアジアとの間に大きな差があることが分かります。一方で、この数値には消費者が廃棄した分も含まれているため、「実際にどれだけ食べたか」を示す統計ではないことを理解する必要があります。 oai_citation:5‡Our World in Data


まとめ

  • ヨーロッパは世界で最も牛乳・乳製品の供給量が多い地域である。
  • 1人あたり供給量は世界平均の2倍を超えている。
  • アフリカとアジアは世界平均を大きく下回る。
  • データにはチーズやヨーグルトなども牛乳換算で含まれる。
  • 指標は「供給量」であり、消費者段階で廃棄される量も含まれるため、実際の摂取量とは異なる。

元記事 https://ourworldindata.org/data-insights/europeans-consume-more-milk-and-dairy-products-than-in-other-regions