医療研究でわかった二日酔いの治し方|回復を早める生活習慣
二日酔いの治し方|科学的に考える回復方法
お酒を飲みすぎた翌日に起きる「二日酔い」。
頭痛、吐き気、倦怠感などの症状に悩まされた経験がある人は多いでしょう。
実は二日酔いは単なる「飲みすぎ」ではなく、体内で起こるいくつかの生理反応が組み合わさって発生しています。
この記事では、研究でわかってきた二日酔いの原因と、回復を早める方法を詳しく解説します。
二日酔いの主な原因
二日酔いの原因としてよく知られているのが、アルコールの分解過程で発生する「アセトアルデヒド」です。
アルコールは体内に入ると、肝臓で以下の順序で代謝されます。
- アルコール
- アセトアルデヒド
- 酢酸
このうちアセトアルデヒドは非常に毒性が強く、アルコールよりも10〜30倍ほど有害といわれています。
研究では、この物質が吐き気や頭痛などの症状の主な原因と考えられています。
https://www.smithsonianmag.com/science-nature/your-complete-guide-to-the-science-of-hangovers-180948074/
さらにアルコールは体の免疫反応を刺激し、炎症反応を引き起こすこともわかっています。
この炎症によって、疲労感や筋肉痛、集中力の低下などが起こると考えられています。
脱水が症状を悪化させる理由
アルコールには強い利尿作用があります。
つまり、お酒を飲むと体は通常より多くの水分を排出してしまいます。
その結果、体は軽い脱水状態になり、以下のような症状が出やすくなります。
・頭痛
・倦怠感
・口の渇き
・集中力の低下
そのため二日酔いの回復には水分補給が非常に重要です。
参考
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/38_futsukayoi/
回復を早める水分補給の方法
二日酔いの回復で最も重要なのが水分補給です。
おすすめの飲み物は以下の通りです。
・水
・スポーツドリンク
・経口補水液
・ココナッツウォーター
特に電解質を含む飲み物は、体内のミネラルバランスを整える効果があります。
ポイントは「一気に飲まないこと」です。
一度に大量の水を飲むと体が吸収しきれず、すぐ排出されてしまいます。
コップ1杯を30分〜1時間おきに飲むと効率よく吸収できます。
二日酔いにおすすめの食べ物
二日酔いのときは食欲がないことも多いですが、軽い食事をとることで回復が早くなります。
おすすめの食材は次の通りです。
バナナ
カリウムが豊富で、アルコールによって失われたミネラルを補います。
卵
卵にはシステインというアミノ酸が含まれており、アセトアルデヒドの分解を助けると考えられています。
しじみ
しじみにはオルニチンが含まれており、肝臓の働きをサポートするといわれています。
味噌汁
水分、塩分、栄養を同時に補給できるため、二日酔いの朝に非常に適しています。
回復を遅らせるNG行動
二日酔いのときには、逆効果になる行動もあります。
迎え酒
一時的に症状が軽くなることがありますが、アルコール量が増えるため回復が遅くなります。
熱い風呂やサウナ
脱水症状を悪化させる可能性があります。
コーヒーの飲みすぎ
カフェインは胃を刺激し、吐き気を強める場合があります。
二日酔いを防ぐ飲み方
最も効果的なのは「予防」です。
二日酔いを防ぐためのポイントは次の通りです。
・空腹で飲まない
・水を一緒に飲む
・ゆっくり飲む
・アルコール度数の高い酒を避ける
特に「お酒1杯につき水1杯」という飲み方は、二日酔い予防として効果的です。
まとめ
二日酔いは主に以下の要因で起こります。
・アセトアルデヒド
・脱水
・炎症反応
回復を早めるためには
- 水分補給
- 軽い食事
- 休息
この3つを意識することが重要です。
二日酔いに特効薬はありませんが、体の仕組みを理解して正しく対処すれば、回復は大きく早まります。