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初心者でも上達するドローイングのやり方と練習法
初心者でも上達するドローイングのやり方
「絵が上手い人は才能がある人だけ」
そう思っている人は少なくありません。しかし実際には、多くのプロ絵師やイラストレーターも最初は初心者でした。ドローイングは生まれ持った才能だけで決まるものではなく、正しい観察方法と練習方法によって大きく成長する技術です。
特に初心者が最初につまずく理由は、「見たまま描いているつもり」で、実は頭の中の記号を描いているからです。
例えば「目」と聞くと、多くの人はアニメのような記号的な形を描きます。しかし実際の目は、光や角度によって形が大きく変わります。
ドローイングとは、物を“知識”で描くのではなく、“観察”によって描く技術です。
この記事では、初心者でも実践できるドローイングの基本から、上達するための具体的な練習方法まで詳しく解説します。
ドローイングとは何か
ドローイングとは、対象を観察し、線や陰影で形を表現する行為です。
イラストや漫画、デザイン、油絵など、あらゆる視覚表現の基礎になります。
特に重要なのは、「正確に見る力」です。
多くの初心者は、描く技術ばかりに注目します。しかし実際には、描く力より“見る力”の方が重要です。
海外の美術教育でも、観察訓練は非常に重視されています。
例えば、アメリカの有名美術教育書籍『Drawing on the Right Side of the Brain』では、脳の固定観念を外して観察する重要性が解説されています。
参考: https://www.drawright.com/
つまりドローイングは、単なる絵の技術ではなく、「観察力を鍛えるトレーニング」なのです。
なぜ初心者は上達しにくいのか
初心者が上達しにくい理由は大きく3つあります。
1つ目は、細部から描こうとすること。
例えば人物を描く時、いきなり目や髪を描き始める人が多いです。しかし、全体のバランスが取れていない状態で細部を描くと、完成時に大きく崩れます。
2つ目は、記号で描いてしまうこと。
人は脳内にある「顔らしい形」「木らしい形」を描いてしまいます。しかし実際の形はもっと複雑です。
3つ目は、練習量が不安定なこと。
週末だけ長時間描くより、毎日少しずつ描く方が上達しやすいことが分かっています。
これは脳科学でも、反復学習が神経回路の強化につながるとされているためです。
参考: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/
つまり、ドローイング上達には「正しい観察」と「継続」が必要なのです。
基本は丸・四角・三角で捉える
プロの絵描きは、最初から複雑な輪郭を描きません。
まず単純な形で捉えます。
例えば人物なら、
- 頭は球体
- 胴体は箱
- 腕や脚は円柱
として考えます。
これは非常に重要な考え方です。
なぜなら、人間の脳は複雑な情報を一気に処理するのが苦手だからです。
まず単純化することで、立体構造を理解しやすくなります。
この方法はアニメーターやゲーム業界でも広く使われています。
特に有名なのが「ジェスチャードローイング」と呼ばれる練習法です。
動きの流れや重心を先に捉えることで、自然なポーズを描けるようになります。
初心者は、まず「綺麗な線」を目指すのではなく、「大きな形」を捉えることを意識しましょう。
30秒ドローイングが効果的な理由
短時間で描く「30秒ドローイング」は、初心者に非常におすすめです。
これは制限時間内で対象を素早く描く練習法です。
なぜ効果的なのか。
理由は、細部を描く余裕がなくなるからです。
結果として、全体のシルエットや動きに集中するようになります。
実際、上級者ほど最初に全体を見ています。
初心者は細部ばかり見ますが、プロは重心や流れを先に把握します。
おすすめなのは、人物写真やスポーツ写真を使う方法です。
特に動きのあるポーズは練習効果が高いです。
海外では以下のような練習サイトも人気です。
Line of Action: https://line-of-action.com/
QuickPoses: https://quickposes.com/
1日10枚でも続けると、観察力がかなり変わります。
陰影を理解すると立体感が出る
初心者の絵が平面的になる理由の1つが、「輪郭だけを描いている」ことです。
実際、人間は光と影で立体を認識しています。
例えば顔を描く場合でも、重要なのは輪郭線より陰影です。
鼻の横の影。 頬の暗さ。 目のくぼみ。